
早良区の焼肉大ちゃん有田店です。
今回はテイクアウトの常連ならではの心温まる体験談を紹介します。
毎週テイクアウトしたい焼肉丼
学生の頃に一人暮らしをしていた家の近くにあった焼肉店でテイクアウトをした時の話です。
その店はチェーン店ではなく個人で経営しているお店で、まさに「大将」といった雰囲気のおじさんが店長をしていました。
テイクアウトの種類はカルビ丼とハラミ丼の2種類でした。
しかし、どちらも絶品で週に1回は通うちょっとした常連でした。
いつでもフレンドリーな焼肉屋の大将
その日は帰宅時間が遅く、お店に着いたのが閉店時間ギリギリでした。
店に入るなり「今日はどっち?」と大将が食い気味に聞いてきました。
「今日はハラミでお願いします」と注文をして入り口近くの客席で待たせてもらいました。
肉を焼きながら大将はニコニコとした笑顔で「今日は遅かったな。デートでもしてた?」と聞いてきました。
そのフレンドリーさに安心感を覚えつつ「残念ながらフラれたてホヤホヤですよ」と返事しました。
こちらの返事を聞いた大将は「おおぅ…マジか。」と困ったような顔をしていましたが、その様子が面白くてケラケラと笑ってしまいました。
注文から5分ぐらいして出来立てのハラミ丼を手渡されました。
会計をしながら「また、来てくれよな」「当たり前じゃないですか」という会話をしてからハラミ丼を片手に帰宅しました。
個人店ならではの嬉しいサービス
家に帰ってハラミ丼を開けてみると、ハラミだけではなくカルビも入っていました。
袋の中から「元気出せよな。最初で最後のサービス」と書かれたメモが出てきました。
可愛げのない達筆な文字と大将らしい内容にクスッとさせられました。
チェーン店にはない個人店の良い所だなと感動しながらいつもより豪華になった焼肉丼を完食しました。